なぜ肩がこりすぎると痛く感じるの?(羽衣町鍼灸整骨院)
先日来院された事務職の30代男性が「最近肩が凝りすぎて痛みを感じる」とおっしゃっておりました。
コリから痛みを感じる機序を以下にまとめます。
1. 筋肉がずっと緊張する
長時間のデスクワークやスマホ操作などで同じ姿勢を続けると、首や肩まわりの筋肉が常に緊張しっぱなしになり無意識的に力が入っている状態になります。
→ すると筋肉が硬くなり「血流が悪く」なります。
2. 血流が悪くなると…
血液は「酸素」や「栄養」を運び、「疲れの物質(乳酸など)」を流してくれます。
でも血流が悪いと、「筋肉に酸素や栄養が届かない」、「疲労物質がたまる」状態になり
これが「重だるさや痛い」と感じる原因になります。
3. 神経が敏感になる
また筋肉が硬くなり、血流が滞ると「痛みを感じる神経」が刺激されます。
さらにその状態が続くと、神経が過敏になり「少しの刺激でも痛い」と感じやすくなります。
4. 姿勢やストレスの影響
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前かがみ姿勢(スマホ首・猫背)で筋肉に負担がかかる
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精神的なストレスでも筋肉が無意識に緊張する
このように「体と心の両方」から肩こりが悪化して痛みを感じやすくなります。
まとめると「筋肉の緊張 → 血流悪化 → 疲労物質がたまる → 神経が刺激される → 痛い」という流れになります。
1. 自宅でできるセルフケア
① 首・肩のストレッチ
・首をゆっくり左右にそれぞれ倒して右の時は右手で軽く押さえ左の時は左手で軽く押さ えて筋肉が気持ちよく伸びるの程度にストレッチして、肩まわりをほぐす。
・肩をすくめてストンと下ろす運動を数回。
緊張した筋肉をゆるめ血流と酸素のめぐりを改善する効果が期待できます。
② 温める(温熱ケア)
入浴や蒸しタオルで肩を温めると、血管が広がり血流を良くして筋肉をゆるめます。
特に「首の付け根」や「肩甲骨まわり」を中心に温めると効果的です。
③ 深呼吸とリラックス
ストレスでも筋肉は無意識に緊張します。
ゆっくり深呼吸するだけでも自律神経が整い、神経の過敏さをやわらげることが期待できます。
④ 姿勢の見直し
デスクワークでは、
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モニターは目線の高さ
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肘は90度
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背もたれに軽くもたれる
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30分にごとに肩や首を回したり姿勢を変える
などを意識して、肩への負担を減らしましょう。
2. 鍼灸や手技療法によるケア
セルフケアで一時的に楽になっても、慢性的な肩こりでは深部の筋肉や神経の興奮が残っていることがあります。
羽衣町鍼灸整骨院では、以下のような方法で改善を目指します。
鍼灸治療
・硬くなった筋肉の深部に直接アプローチし、血流と酸素供給を改善
・神経の興奮を落ち着かせ、痛みの感受性を低下させます
手技療法
・こわばった筋肉をほぐしてゆるめ、筋肉の滑走を改善
・血液とリンパの流れを促し、疲労物質の排出を助けます
姿勢・生活指導
・デスクワーク中の姿勢チェックや休憩の取り方
・ストレッチ・呼吸法などをその方の状態に合わせてご提案
3. まとめ
肩こりの痛みは「筋肉の緊張 → 血流悪化 → 神経過敏化」の流れで起こります。
つまり、
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筋肉をゆるめる
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血流と酸素を増やす
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神経を落ち着かせる
この3つのケアを意識すると、つらい痛みが軽減しやすくなります。
羽衣町鍼灸整骨院では
当院では、国家資格者による鍼灸・手技療法で、一人ひとりの体の状態に合わせたケアを行っています。
慢性的な肩こりや痛みにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。